すみませんが少ない国

ニュージーランドに来て
文化の違いに驚くことがよくある

そのひとつ
みんな、あまり謝らない

もちろん、まったく謝らないわけではない
自分に明らかなミスがあったときには
ちゃんとSorry と言う

でも、日本のようにちょっとしたことで
「すみません」を連発することはない

たとえば
店員さんを呼ぶとき
何かをお願いするとき
人の前を通るとき
日本ならつい「すみません」と言ってしまう

そんなとき、こちらではsorry は使わない
それに、予定や約束が変わっても謝らない
日本よりずっと気軽だ

「今日は都合が悪くなった」
「やっぱり来週にしよう」
「天気が悪いから中止にしよう」

そんなことがごく自然に起こる
そして、そのたびに深刻な空気になることもない

最初は「えっ そんなにあっさり?」と驚いた

でも、しばらく暮らしているうちに
それも悪くないなと思うようになった

現地の人から誘いを受けて断るとき
ごめんなさいとは言わずに
その日は予定があると返した

きっと相手は
そっかで済ませてくれたと思う
その心地よさを感じたいと思った

人生は、思いどおりにならないことの方が多い
予定が変わることもあるし
うまくいかないこともある

そんなとき、必要以上に謝ったり
自分を責めたりするより
さらりと受け止めて次に進む方がいい

一度、謝らないでと言われたことがありビックリした
ニュージーランドには
そんな空気がある

日本の相手に気を遣う文化も素敵だと思う
でもニュージーランドの「 そんなこともあるさ」
という大らかさもとても心地よい

最近は、自分自身も思いどおりにいかないことがあっても
「そんなこともあるさ」と思えるようになってきた

ニュージーランドで学んだのは英語だけではない
肩の力を抜いて生きる方法も
少しずつ教わっている気がする


People in New Zealand do not apologize as much as Japanese people do. Plans often change, but people simply say, “No worries.” This relaxed attitude has taught me to take life a little more easily.

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