44年ぶりの甲子園(後編)

準決勝を見てさらに火がつき
決勝戦も甲子園で観戦することにした

外野席は直射日光がまともに当たり
さすがに体に堪える

でもグラウンドの選手たちは
もっと暑いやろうなぁ

そんな中
試合は最後まで手に汗握る展開になった

ひとつのプレーで流れが変わる

ファールフライの落球に救われた直後のツーベースヒット
起死回生の逆転ツーランホームラン
バントに失敗したあと
開き直ったように放ったヒットが逆転の口火を切る

何度流れが傾いても
またひっくり返る

そこには最後まで諦めない
選手たちの姿があった

どちらが勝ってもおかしくない試合だったが
最後は智弁和歌山に勝利の女神が微笑んだ

ほんの少しの差が
勝敗を分けたんだと思う

でもひたむきに白球を追う姿には
まったく差はなかった

勝つチームがあれば
負けるチームもある

それでも最後まで何が起こるかわからない

だから高校野球はおもしろい

44年ぶりにやってきた甲子園
まさか決勝戦まで見に来ることになるとはなぁ

つづく


I came to Koshien for the semifinals and ended up returning for the final. One small play could change the whole game in an instant. That unpredictability is what makes high school baseball so exciting.

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