街の中に残された小さな原生林 その2~カヒカテアの森を見上げて

リカトンブッシュに入って
まず目を奪われるのが
空へ向かってまっすぐ伸びる巨木たち

これがカヒカテア
ニュージーランド固有の木で
湿った土地を好んで育つ

高さは50mを超えることもあり
ニュージーランドで最も高くなる木のひとつだ

見上げていると
首が痛くなるほど高い

しかも幹はすらりとしていて
「よくこんなにまっすぐ伸びるもんやなぁ」
と感心してしまう

調べてみると
カヒカテアはマオリの人々にとって
とっても大切な木だった

船の材料として
伝統的なタトゥーの顔料として

そして、赤い実は鳥たちの食べ物になり
その鳥たちは人々の食料にもなる

つまり、一本の木が
森の生き物たちを支え
人々の暮らしにもつながっていたわけだ

マオリの世界観では
木も鳥も川も人も
みんなつながっている

自然は利用するものというより
ともに生きる存在なんだろう

さらに、カヒカテアは
一本だけで立っているように見えて
地中では互いの根が支え合っているとも言われている

その姿から

本当の強さとは、
一人で頑張ることではなく
みんなで支え合うこと

そんな意味を重ねて語られることもあるそうだ

Over 60で
ひとりニュージーランドに来たつもりだったけど

振り返れば、家族、友人、先生、ホストファミリー
そしてブログを読んでくださるみなさんほか
たくさんの人に支えられて
ここまで来ることができたと感謝したい

カヒカテアを見上げながら

人も木も自分だけで立っているようで
実はたくさんの支えの中で生きている

そんなことを思った


Kahikatea trees grow tall and straight into the sky. They look strong, but they grow together and support one another. Maybe people are the same.

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