2026年1月28日~2月9日
ニュージーランド南島グラベル自転車旅(672km)
クライストチャーチ~ワナカ

― 泥にまみれ、砂埃にまみれ、敢えて「狭い道」をゆく ―
この旅、ひとことで言うと
「しんどい、でもグラベルロードの魅力にはまる」
舗装路も走るが、できるだけグラベルロード(未舗装路)を走り、ニュージーランドの懐深くへ進む
大学生活という新しい挑戦を前に、自分を見つめ直した13日間

旅の概要(全体像)
期間と距離
- 期間:2026年1月28日〜2月9日(13日間)
- 総走行距離:672km
- 走行日数:10日(実走時間:49時間7分)
ルート
- クライストチャーチ(出発)
- → ジェラルディン
- → テカポ
- → マウントクック手前
- → オマラマ
- → ハウェア湖
- → ワナカ(ゴール)
旅のスタイル
- グラベル主体:あえて遠回りで不確かな「狭い道」を選択
- キャンプ&自炊:テント泊を基本とし、自炊で繋ぐ日々
- 毎日移動:大学開始までの限られた時間で毎日走り続ける
この旅でやったこと
- 現代の文明(Googleマップ・Garmin)を駆使して走る
- 雨のぬかるみ、晴天の砂埃、そのすべてを楽しみながらペダルを回す
- 13日間でどこまで体重が減るか
- ワナカでロイズピークサミットのトレッキング
ハイライト(記憶に焼き付いた景色)
テカポ・マウントクックへの道
40年前に紙の地図を広げて旅した時とは違う道を進む
文明の利器の心強さを感じつつも、圧倒的な自然の前に立つと、結局は自分の脚が頼りであることを実感


ハウェア湖・ワナカへのトレイル
ゴールが近づくにつれ、寂しさと達成感が入り混じる
グラベルロードの振動が、体に心地よく刻まれた瞬間

ワナカ・ロイズピークサミットへのトレイル
霧の中を登った標高1,500mの頂上から見た景色は圧巻

旅のデータ・教訓
費用合計:813 NZドル(1ドル94円換算)
- キャンプ場:300 NZドル
- 食材(ポテチ含む):165 NZドル
- ビール・ワイン:132 NZドル
- その他(バス・送料・日用品):216 NZドル
走ってわかったこと(教訓)
- グラベルの魅力:避けてきた道が、実はとっても楽しい道だった
- 前に進む重要さ:っゆっくりでも前に進めばゴールに到達できる
- ニュージーランドの懐:知らない道はまだ無数にある。また走ってしまうだろう
毎日の記録
毎日の詳細は、青文字をクリックしてブログをご参照ください。
Day1(2026年1月28日) クライストチャーチ〜ラカイア 95km
グラベルでのんびりのはずが、川渡り2回で早速イベント発生、さらに店のお兄ちゃんの熱烈おすすめで35km追加走行
Day2(2026年1月29日) ラカイア〜ジェラルディン 88km
いきなり5kmの激坂でウォーミングアップ終了、グラベルの魅力との引き換えに、お尻の振動がハンパなくてモソモソ祭り
Day3(2026年1月30日) ジェラルディン〜フェアリー 67km
グラベル優先の結果30km遠回り、ヒルクライム5つに押し歩き7回で、サイクリングか徒歩旅か自問自答
追い打ちでナビ用スマホ落下で画面クモの巣、川が深すぎてUターン、それでもWi-Fi無料と靴下行方不明でネタだけは豊作
Day4(2026年1月31日) フェアリー〜テカポ 47km
夏のはずが最低4度で震え上がり、切り札ホットワインが五臓六腑にじわ〜っと染み渡る
快晴スタートで景色は圧巻、バイク変更やDHバーやガーミン導入で、人生も旅も工夫次第としみじみ、夜はテカポの星空で夢の世界へ
Day5(2026年2月1日) テカポ〜グレンタナー 81km
マウントクックの麓あたりまで、足を止めたくなる景色の連続で、自然が本気を出すとスケールが違うと実感
グラベルは「ただ未舗装」か「楽しめと言われてる」の両方が正解で、静けさと景色と、ついチャッピー君と対話が始まる一日
Day6(2026年2月2日) グレンタナー〜レイクオハウ 76km
天気が下り坂で雨前に急行、途中でキャリアのネジ消失、ガタガタのグラベルに旅立たれた
いつもなら放置案件を今回は修理して成長アピール、ひっそり神秘的なレイクオハウの湖畔グラベルに魅了され、雨直前にキャンプ場へ滑り込み
Day7(2026年2月3日) レイクオハウ〜オマラマ 45km
雨の中で山へ突入、これで合ってるんやろかと不安になりつつ、霧の切れ間の風景に何度も救われる
フランスのサイクリストから届いた “a little bit of rain… a little bit of life” が刺さり、泥だらけの相棒も悪くないと思えてくる
Day8(2026年2月4日) オマラマ〜リンディス峠下 74km
35kmの坂で、登る前は高揚、登り始めたら「しんどい、やめたい、逃げたい」しか出てこない
それでも絶景や声かけや看板で息を吹き返し、歩いても止まっても、前に進み続けたら登りきれると身体に刻んだ一日
Day9(2026年2月5日) リンディス峠〜レイクハウェア 66km
あと少しのはずが延々ダートとガレ場でひぃひぃふぅふぅ、店なし補給なし130kmで水も底が見えて焦る
6時間半でようやく店を発見しサッポロ確保、ポークステーキとビールでひとり乾杯、明日は残り40kmでいよいよワナカへ
Day10(2026年2月6日) レイクハウェア〜レイクワナカ 40km
クライストチャーチからワナカまで670km到達、感慨より「あー無事に着いた」が先に来るタイプのゴール
達成感はあとから追いかけてくる説を唱えつつ、今はビールとワインで気持ちよく飲んで、何も考えずに寝たいだけ
Day11(2026年2月7日) 休養日
旅初の完全休養日のはずが、5kmまあまあ走って鼻血、懲りないOver60が今日も元気に発動
1日の行動パターンはオートミール→出発→弁当→買い物→設営→手洗い洗濯→自炊→Kindle→就寝、よく食べよく眠りよく飲むのが結局いちばん強い
Day12(2026年2月8日) ロイズピーク サミット往復ハイキング 15km
まだ暗い朝7時スタート、登り口まで自転車7km、その後標高差1200mをえっちらおっちら、期待が霧で全部消える展開
2時間半で登頂するも何も見えず、それでも1時間半待って霧の切れ間に「これこれ」が出現、最後はご褒美のクリアな空でワナカ最終日が静かに完結
Day13(2026年2月9日) ワナカ〜クライストチャーチ 450km(バス)
朝5時半起床で撤収、バイクをばらして梱包しタラスで乗り換え、この旅初コーヒーの苦さで顔が歪む
自転車で10日かけた距離がバスで8時間、迎えに来てくれたMylesの顔を見た瞬間に気が抜けて、これで本当に旅が終わった
旅を終えて
今は大学から届いたプログラムに不安を感じているが、この旅で「しんどい道」を楽しめた自分なら、きっと新しい生活も楽しめるはず
布団の温かさに感謝しながら、次のステージへ
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