自転車旅の記録2

2025年9月14日~10月23日 
ヨーロッパ自転車旅 Part1(2,727km)
アムステルダム~パリ~リヨン~マルセイユ~バルセロナ

㈱モンベルのサポートを受けて、自転車旅をしました → モンベルチャレンジ支援プログラム2025

テーマは、「サステナブルな未来を探るユーロヴェロ12,000kmの自転車旅 Part1」

せっかくヨーロッパに行くのなら、ただ走るだけでなく、いろいろ探ってみようと思いました

旅の詳細版はこちら👇
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目的は大きく2つ

1つ目
学生時代に「いつか世界を旅したい」と思ったまま、
気づけば60歳になっていた自分へのツッコミ

2つ目
2026年から始まるニュージーランドでの
**Sustainability(持続可能性)を学ぶ前に、
“机の上ではなく現場を見ておこう”**という実地調査

移動手段は自転車:
CO₂は出さないけれど、毎日100km近く走って、
太ももと食欲だけは大量に消費する旅です

身体の不調あれこれ

血圧や鼻の調子が気になるお年頃
念のため、あれこれ薬は常備していたものの、
「想定外のことが起きたらどうしよう」という不安は、常に頭の片隅にありました

実際、走り始めると――
なかなか、いろいろ起こります

  • 腰が痛い
     → 長時間の前傾姿勢のせい
  • 手足の先がしびれる
     → 同じ姿勢が続き、神経をじわじわ圧迫
  • 風邪をひく
     → テントの中でゴホゴホ咳き込み、
       正直「ここでリタイヤか…」と覚悟した夜もありました

60歳の身体で、毎日100km近く走り、テント泊を続ける

やってみてわかったのは、
「無理はできるが、無理は溜まる」ということ

それでも、不思議と「もうやめよう」と思う瞬間は、ありませんでした

というのも毎日忙しくて、じっくりそんなことを考える余裕もなかったから

旅のスタイルは
「走る・泊まる・食べる」を自分でやる

装備は総重量約40kg:
23年前に買ったロードバイクに、キャンプ道具・自炊セット・iPad miniなどを満載

  • 移動日はキャンプ泊+自炊
  • 大都市ではホテルで休養(=洗濯と充電)

ナビはKomoot:
便利ですが、たまに
「本当にここ通らせる?」というオフロードに案内されます
人生と同じです

人との出会い

季節外れだったせいか、サイクリストにはほとんど会わず、キャンプ場もひとりきりの日が多かった

それでも、たまに出会うキャンパーはみんな気さくです
英語は不十分でも、今はGoogle翻訳という強い味方があるから安心

なぜかみんな、日本のことにとても興味があるようで
日常会話は何とかなっても、国の話になるとこれまた説明は難しいんだよなぁ

それでも6組の人たちと出会い、「次に来たら訪ねておいで」と住所まで教えてくれました

……ほんまに行ったら、
「え、マジで来たん?」って言われたらどうしましょ

それも旅の楽しみ、ということで

走って気づいた、「自転車が普通」な理由

ヨーロッパの街でまず驚いたのは、
自転車が“趣味”ではなく“インフラの一部”であること

  • 自転車道・車道・歩道は完全分離
  • 減速せざるを得ない道路設計
  • ラウンドアバウトだらけで自然にスピードが落ちる

結果どうなるか

ドライバーは優しい…というより、
優しくならざるを得ない構造になっています

サステナブルな行動は
「頑張れ」ではなく
「そうなるように作る」

これは、日本との一番大きな違いでした

ルールを守る日本、少し破るヨーロッパ

ヨーロッパでは、歩行者も自転車もわりと信号を無視します

でも、クラクションは鳴りません
「まあ、そういう人もいるよね」という空気があります

  • 日本:ルールを守って秩序を保つ
  • ヨーロッパ:多少の違反は許しつつ、仕組みで安全を確保

どちらが正しいという話ではなく、
社会の設計思想が違うと感じました

オーガニックは多い。でも甘いものも多い

オーガニック専門スーパーはどの街にもあり、特徴は、

  • 量り売り
  • 脱プラ
  • 地産地消

とても意識は高いと感じました

ただし同時に、
肉・チーズ・スナック・甘いお菓子の量もすごくてびっくり

サステナブルでも、食べすぎたら身体は持続可能じゃありません

まとめ|サステナブルな社会とは?

この旅での結論は、とてもシンプルでした

サステナブルな社会とは
人が「いい人」だから成り立つ社会ではない

普通に暮らしているだけで
それっぽい行動を促されている社会

=Structure shapes bihaviour

自転車で走ったからこそ、その「仕組み」がよく見えました

次回 2027年のヨーロッパ自転車旅Part2 では、
制度ではなく人の暮らしや価値観
いわば「サステナブルの心臓部」を探しに行く予定です

旅の詳細版はこちら⬇️

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