Over60、心ポキッと折れるの巻

3月24日
カヤック実習の二日目
朝から夕方まで、ひたすら川の上

自分の班は初心者7人
20代が6人に、60代がひとり混じる

体力も技術もまぁ大丈夫かなと思っていた
でも、運動神経、柔軟性、敏捷性
このあたりは、やっぱり若い頃とは違う

頭ではわかっていたつもりでも
実際に突きつけられると、なかなかきつい

自分だけできない
その現実が、じわじわと効いてくる

しかも英語の説明も十分に聞き取れない
できない理由が重なって逃げ場がなくなる

1日の終わりに、キッチンでの食事の準備
そして食事の時間

若い人たちの中に入れない
みんな優しく声をかけてくれるけど
それでも、どこか入りきれない
そんな感覚がずっとつきまとう

孤独…
今までも、そしてこれからも、同じような実習が11月まで続く
そのたびに同じことを思うのは間違いない

テントの中で横になりながらそう思った瞬間
今まで何度も耐えて来たけど
とうとう耐え切れなくなって心がポキッと折れた

「大学を辞めよう

早期退職してからここまで3年、ようやく夢の実現の一歩を踏み出したのに
それでも、もういいと思ってしまった
ワクワクは消えて、目の前には大きな壁しか見えなかった

その夜、大学の事務の担当者に伝えた
そして家族にも

「近いうちに辞めて帰国する」

決心は固かった
その後、数日間はそれ以外のことは考えられなかった

でも不思議なことに、少しずつ気持ちは楽になっていった
もう苦しまなくていい
そう思えたからだと思う

そのとき、なぜこうなったのかを考えた
そして気づいた
これは能力の問題ではなく、設計の問題だと
準備の順番や学び方を間違えていたのかもしれない

ならば、やることは一つ
一度立ち止まって設計をやり直す
休学して、もう一度1年でも2年でも準備をし直す
そしてまた挑戦する

そう決めた

そうして、少しずつ前を向けるようになった頃
ひとつだけ決めたことがある
それは、いくら辛くても、目の前に迫っているプレゼンだけは、何があっても投げ出さずにやりきること

そして迎えた3月31日の発表
正直、出来は全然よくなかった
でも、全力を出し切った充実感と解放感は残った

比べるべきは過去の自分だけなんだ
そう思った瞬間、ふっと光が差した
今のままでも設計変更できるのでは?
そして、出した結論は、

「諦めずに、退学も休学もせずにこのまま続けよう

それでもこれから先、また同じように心が折れることもあると思う
でも、あのときどうしようもない絶望の中で見えた小さな光
その感覚だけは忘れずにいたいと思う

希望の光は、絶望の中からこそ見えるものだとわかったから

3月23日は
オヤジの命日だった

もしかしたら、そんな様子を見ていたオヤジが
強く背中を押してくれたのかもしれない

家族の後押しとともに


I once felt completely broken and wanted to quit everything, but after reflecting, I realised the problem was my plan, not myself. Now, I am ready to redesign my challenge and try again.

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